めきょさんのブログ

社会不適合者のめきょさんが身体張ったり食ったり呑んだり見たりするレポを書いたらいかんのか?

めきょの「こんなもん食ってきたスペシャル(仮題)」 東京・大岡山「九絵(クエ)」

皆様おはようございます。
今日も暑い。そして暑くて目眩がするぐらい汗をかいているのにどうして僕のお腹はいつまで立ってもヘルシアのCMに出ている香川照之さんぐらいあるのでしょうか。言ってはアレですが、これが「歳」なのでしょうか。うーんこの。

あっ、どうも。めきょです。
今月もどうぞ宜しくお願いいたします。

さて、このブログを御覧になった皆様は「孤独のグルメ」という漫画をご存知でしょうか?

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ざっくり言うと、見た目フツーのおじさん↑(井之頭五郎さん)が首都圏中心に様々な美味しい料理を食べるという、個人的な印象としては「食いしん坊万歳」に限りなく近い何かとは思うのですが、食いしん坊万歳とは違って全国各地の超高級名産や郷土料理を食べるというわけではなく、長ったらしい料理や食材のウンチクも一切無し。

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本当にこんな感じで食べるだけ。話のオチは「食べ終わって、店を出て、少しナレーションが入って終了」が殆ど。見方を変えたら「食うてるだけやんか」と思うこと必死。

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でも、五郎さんがこんな感じ↑でめっちゃ美味しそうに食べている様子を見ていると、見ているこちら側のお腹が空いてくるんですよねー。不思議!

そして五郎さんが食べに行く店・料理は大抵千円前後で食べれる料理や料理店を提供しているお店なので、めきょさん家のような貧乏一家にはワイドショーとかで紹介されるギロッポン()とかで喰えるめっちゃ高いランチを安くして「うわ!安いですねー!」ってレポーターやゲイノウジンがアピールする度に「全国の何%の人間がそれ喰える思てんねん」と突っ込んでしまう料理店の料理よりも数倍行きやすい、食べやすいってわけです( ´∀`)

ちなみにこの漫画、ドラマ化されています。www.tv-tokyo.co.jp

数えること5シーズン、全60話w
五郎さんを演じるは松重豊さん。

f:id:mekyonama:20160703071950j:plainいい笑顔だ…w

僕はネットでこの漫画(と、ドラマ)を2年前に知って以来、ネットで動画を漁りまくったり、漫画(単行本)を買ってお腹を空かせてたりしています。
飯食ってる時間帯じゃないとお腹が空いちゃうので、録り溜め率No.1です。

話を元に戻し、今回のお話。

いつからか、動画で、再放送で、録画で…五郎さんの食べっぷりを観ているうち、こう思うようになりました。

これは実際に喰ってみたい、喰って五郎さんと同じ表情をしてみたい…と。

調べてみたら、首都圏でも比較的行きやすい、自宅から電車で10分~30分圏内にも五郎さんが行ったお店が何店舗かありまして。

「こんなのグルメ番組じゃないわ!ただの飯テロよ!」「だったら食べればいいだろ!」
てな心の葛藤?があった末に、実際に食べに行くことを決意しました!

では、飯テロの覚悟が出来た方は、「続きを読む」からどうぞ!

九絵(クエ)に行こう

九絵(クエ)というお店は、東京都目黒区大岡山にあります。

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電車で行くと東急目黒線東急大井町線大岡山駅から徒歩2分。
商店街のメインストリートからは少し外れており、かつちょっと入り組んだところにあるのでご注意を…!

外観

商店街の中にある小料理屋さんのような感じです。

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女性客も!
客層自体は女性4:男性6って感じかな?

五郎さんが実際にお店を訪問してから客足はかなり増えたそう(女将さん談)で、今回我々が訪問したときも、老夫婦から家族連れ、カメラを持って外観などを撮影している女性2人組まで幅広い年齢層の客と並びました!

店内へ

待つこと1時間で店内へ。

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店内はこんな感じ。飾った感じの無い、良いお店の雰囲気…と思う!
我が家の近所にもこういう感じのお店があり、一度入ったことがあるのですが、見覚えのある町内会のおじさんおばさんがずっと店主&女将さんにベッタリで、特段親しくもない我々のような外様?に対しては中々注文を取りに来ない、店を出るときも挨拶をしない…等々、色々\アカン/お店でした(ちなみにまだ現存してます)
その印象を引きずったまま訪問したので、第一声で「らっしゃいませえぇぇ!」とハリの良い声でご挨拶いただいたのには驚きましたw

お店に入り、まずは兄と僕は生中を注文。すっかりオッサンになったのう…

注文を受けて女将さんが一言「初めてですか?」
呆気に取られる我々。どこで分かったのかって聞いたら「そりゃああんなにパシャパシャ撮ったら…」だそうで。
(人の顔が入らなければ撮っていただいてもOKだそうですが)申し訳ありませぬ…!
にしても…結構人懐っこい女将さんやなぁ…

九絵定食

今回訪問した九絵で五郎さんが食べた料理は「九絵定食」と「なめろう茶漬け」。九絵定食は刺身(ヒラメ・サーモン・マグロ・カンパチ)5種と煮魚とほうれん草のお浸し、厚揚げ豆腐。そしてサイドの帝王お漬物に、お味噌汁。
かなりのボリュームになることは想像していましたが、テレビの小さい画面でしかサイズを把握していなかったので「どうせ精進料理ぐらいのボリュームやろ」と思い、我らアホ3人、九絵定食を3つ頼むことに。

注文が入ってすぐにテキパキと準備を進める大将。ドラマではあのドラマのイヤーな上司役を演じていたあの人でしたが、ここでもさほど差異なく愛嬌のある大将さんでしたw

それをサポートする女将さんと息子さん。
女将さんは若干関西人の血が混じっているようで、大将に「あんたこれやったんかー?」「ほれ、あっこにお飲み物出しぃや」などと威勢の良い声で指示を出していました。

時には大将や安田大サーカスのクロちゃん似の助手さんと漫才のような掛け合いをしておりました。
あれ俺何をしに来たんやっけ?漫才見ながら飯食いに来たんやったか?

実食タイム

掛け合いを眺めつつ待つこと20分。ようやっと九絵定食の到着!

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デカくね…?
兄は普段からご飯を大盛2杯~3杯近く食べるような大食漢なのでハナクソポイーと思うんですが、僕みたいなもやしっ子とオカンは煮付まで食えるかすら正直分からん…

ともあれ、どれもメチャクチャ美味しそうなので「食えるところまで食うて、残ったら兄やんに預けよ…」ということでいよいよ実食!

うっ…

ふう…

うっま。

なにこれ、ごっつ美味いやん…
舌がとろけるってこういう鮮度の良い刺身を言うんやな…!
個人的な話をすると、刺身とか魚介類って生臭すぎると感じている節があり、回転寿司屋では大抵の寿司ネタにワサビをつけながらどうにか食べているのですが、これに関しては生臭さとかは特に感じず、ワサビどころか何もつけないで茶碗いっぱいのご飯を半分まで減らせました。不思議!

ちなみにご飯は新潟コシヒカリ
しっかり炊いたお米は光って見え、かつ食べたら甘いんですよ。
ご飯だけで満足しそうになった。今までに体験したことのない感覚でした…!

煮付けチャレンジ!

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実食開始から5分足らずで刺身4種を平らげ、次は煮付けにチャレンジ。
トロットロになるまで煮込んだ後の魚は甘辛な味がしっかり染み付いており、かつ、脂が乗っている完璧な一品!おまけでプルプルした形状の脂身?にも味が濃縮した状態!これを食べると口の中でとろける絶品です!こいつは美味ぇぞー!

サイドメニュー!

煮付けは汁まで平らげていよいよサイドメニューに!
ご飯は残すところ1/4!これ いけるんちゃう!?

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サイドメニューは厚揚げと出し巻き。
これも刺身同様に何もしないでも十分な味付け。要は「美味いものとカニを食っているときは無口になる」。誰が言ったか知らないが、これはアンタ(誰やねん)の言う通りやな…!

おかわりタイム!

箸を無心に運ぶうち、ご飯茶碗からカツンという乾いた音が。
そう…ご飯がなくなったのであります…w

「(山盛りになった)おかわりを全部は食べれないけどお代わりを頼もうかなぁ」てな具合で悩んでいるそのとき、オカンが煮つけを2/3残してほぼ平らげている状況が目に入りました。
もちろん、あのめっちゃ美味い煮付け汁も少し残っています。

どうする?

  • そう かんけいないね
  • 奪い取る
  • →ゆずってくれ たのむ!

僕は「嫌や!まだ食うてるねんで!」というオカンを3分ほどで説き伏せ?汁を少し分けてもらい、おかわりからの(ご飯に汁をかけて)最後の一杯。わあ北条氏政みたい。

そして…

1時間かけて九絵定食間食!!
〆の茶をいただき、失礼させていただきました!

まとめ

めっちゃ美味かったです!

これホンマに2,000円の定食か?という感想がまず来ました。
まだ食ったことないけど、もっと中心街の小料理屋で同じモン食べたら4,000は行くんじゃないだろうか。マジで。

定食というと大抵の場合はトンカツがー、味噌汁がー、納豆がー、海苔がー…てな具合の定食がオーソドックスであり、値段も800円ぐらいが相場かなと思います。

九絵の九絵定食はその2.5倍ぐらい。
「なにこの表参道近辺の意識高い系イタリアンランチ」と感じること必死な価格ではありましたが、高いにはそれなりの理由があり、それなりの満足がある、ということを強く感じました!

こんな感じでお酒の種類もかなり豊富なので、今度は友人とか連れて行こうかな…!

九絵(クエ)

住所
東京都目黒区大岡山2-2-1
アクセス
東急目黒線東急大井町線大岡山駅より徒歩2分
席数
26席(カウンター7席/テーブル19席)
電話番号
03-5731-5230

あっ、そういやなめろう汁、食べてないなぁ…

次、食べよっと!

 

てなもんで…

ご拝読、ありがとうございました!